リーシング課より~内見時の成約率を上げる為に重要なポイント~
4月~12月は、賃貸不動産業界では平月、閑散期とされることが多く、1月~3月の引っ越しシーズン(繁忙期)と比べ内見数が少なくなります。
不動産経営では、引っ越しシーズン以外でも、いかに入居者を獲得できるかが重要なポイントです。
今回は入居者募集で特に重要な「内見(内覧)」の際の注意点をご紹介します。
【内見件数を増やす】
at homeなどのポータルサイトなどでは、掲載している詳細ページが何回開かれているか(PV数)を確認できます。
募集を出して比較的早く決まる物件の特徴は、PV数が1日2件以上、内見が週2件以上入っていることが多いです。
PV数が週1,2件などの場合、現在の募集条件で検索している人が少ないと思われるため、募集条件や設備の見直しを検討します。
PV数はあるのに内見が入らない状態が続いている場合、募集条件の見直しを検討してみることも良いですが、まずは広告掲載されている写真が古いものやリフォーム前のものなど、物件の魅力を伝えられるような写真が掲載されているかどうかを確認することも重要です。
【内見時の成約率(申込率)を上げる】
内見数を増やすことも重要ですが、内見は多く入るのに申込みに至らないケースがあります。そういった場合、以下のような原因が考えられます。
◆原状回復工事がまだ完了していない
生活臭や汚れがそのままになってしまっている状態ですと、内見時の印象がとても悪くなってしまう為、できるだけ早くきれいな状態にしておくことが大切です。
〈退去直後〉
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〈原状回復後〉
◆廊下や駐輪場などの共用部分の状況
内見される方は、部屋だけではなく共用部分も見ています。自転車が乱雑に置かれている、共用部に私物が放置されている、植木の剪定がされていない等の場合、優良な入居者程、敬遠されてしまいがちです。
〈作業前〉
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〈作業後〉
◆空室の電気が止まっている
夕方以降の内見で電気が点かない場合や、夏場冬場に内見時にエアコンが使えない等の場合、落ち着いて内見できない為、他に内見した物件に比べて印象が悪くなってしまいます。
今回上げた例以外にも注意点はまだまだありますが、弊社では、内見する側の立場になって考え、空室期間をできるだけ短くできるよう入居者募集に取り組んで参ります。